コラム
投稿日:2020.11.12
更新日:2024/01/14

「キムチ鍋」と「チゲ鍋」の違いとは?

「チゲ鍋の」チゲって何?

本来「チゲ」とは、朝鮮半島の鍋料理のひとつ。

「チゲ」ということば自体が「鍋料理」という意味なので、本来であればチゲ鍋という言い方は間違いです。
※鍋鍋という意味になってしまいます!

ですので、「キムチ鍋」も正確に言えば「キムチチゲ」なのです。
朝鮮半島から日本へ「チゲ」が渡ってくる過程で誤った呼び名になってしまったのかもしれません。

韓国の「キムチ鍋(キムチチゲ)」とは?

キムチチゲ

韓国のキムチチゲはキムチや肉類を先に炒めてから調味料と出汁で鍋にします。

なぜなら本場のキムチは酸味が強く、そのまま煮込むと酸っぱすぎる為、炒めて酸味を飛ばすのです。お鍋には野菜や豆腐を加えていただきます。

日本の「キムチ鍋」とは?

キムチ鍋

スープの中にキムチを中心に肉や豆腐、キノコや野菜などを入れた辛口の鍋の事です。
キムチを使っているので韓国料理だと思われがちですが、キムチ鍋は日本発祥の料理です。言い換えれば、キムチを使った日本風チゲと言うところでしょうか。

キムチをそのまま鍋に加えて作るほか、キムチを入れなくても市販の「キムチ鍋用スープ」を使って作るお鍋を「キムチ鍋」と呼ぶことが多いようです。

日本の「キムチ鍋」はそのままキムチをスープに入れるため、酸味の少ないキムチを使うことをおすすめします。

豊田商店で販売している白菜キムチは本場のキムチと比べて酸味が少ないので、キムチ鍋として炒めず食べて頂けますし、少し時間が経って酸味が出てきたものは炒めてチゲとしてもお召し上がりいただけます。※「熟成キムチ」は酸味があります。

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【チゲの種類】

チゲ鍋とキムチ鍋
チゲには辛いイメージがありますが、辛い味だけではなく辛くない味噌や塩を使ったものもあります。
基本的には野菜や豆腐、お肉や魚介などの具材を味噌や塩、コチュジャンなどを使って味付けただし汁で煮込む鍋料理をチゲと呼んでいます。

キムチチゲ

キムチを主体としたチゲ(コチュジャンや唐辛子などで調味する)

テンジャンチゲ

テンジャン(朝鮮味噌)で味付けしたチゲ

トゥブチゲ

トゥブ(豆腐)をメインとしたチゲ。スンドゥブ(純豆腐・水分をたっぷり含んだ柔らかい豆腐)を使ったものが有名です。

プデチゲ

プデ(部隊)を発祥とするチゲ。韓国部隊において、米軍から流出したコンビーフ・ミート類などを加えて作られて物が起源とされます。

トンテチゲ

トンテ(スケトウダラ)をメインとしたチゲ。韓国ではよく食べられる魚で冷凍したものをトンテと呼び、凍らせることで余分な水分が抜けより美味しくなります。

キムチ鍋Q&A

Q.【キムチ鍋とキムチチゲの違いは何ですか?】

A.「キムチ鍋」と「キムチチゲ」は、どちらもキムチを使った鍋料理ですが、調理方法と呼び方で違いがあります。キムチ鍋はキムチや野菜、肉などを鍋に入れ煮込む料理です。キムチチゲは、キムチや野菜、肉などを炒めてから、調味料と出汁で煮込む料理です。日本では一般的に「キムチ鍋」と呼ばれており、韓国では「チゲ」と呼ばれています。

Q.【チゲとスンドゥブの違いは何ですか?】

A.豆腐の種類と辛さです。チゲに使う豆腐は、木綿豆腐や絹ごし豆腐など、さまざまな種類の豆腐が使われます。一方、スンドゥブに使う豆腐は、スンドゥブ用に作られた、柔らかい純豆腐が使われます。辛味の程度として、チゲは辛味のある鍋料理です。スンドゥブは、コチュジャンやにんにく、唐辛子などをベースに、甘みや酸味を加えた鍋料理です。

Q.【韓国料理でキムチの鍋の名前は?】

A.韓国でキムチを使った鍋料理は一般的に「キムチチゲ」と呼ばれます。韓国の代表的な料理のひとつで、家庭料理としても、屋台やレストランでもよく食べられています。一般的には、キムチ、豚肉、豆腐、ニラ、ネギなどの具材を入れるのが定番です。また、エビやイカなどの海鮮類、きのこ、チーズなどを入れることもあります。

【美味しいチゲレシピのご紹介】

 

♦スンドゥブ

(画像をクリックするとレシピページへ飛びます)
キムチスープ
キムチスープ(スンドゥブ)の作り方

♦旨辛ひとり鍋

(画像をクリックするとレシピページへ飛びます)
旨辛ひとり鍋

旨辛!ひとり鍋の作り方

 

寒くなると暖かいお鍋食べたくなりますよね!是非いろんなチゲにチャレンジしてみてください!!

 

 

お鍋のほかにもキムチを使ったレシピがたくさん!

キムチのレシピ

店長:豊田勝之

自称キムチ研究家の豊田です。辛いもの・韓国料理・韓国珍味が大好きで、全国のお客様に喜んでいただける商品を日々試行錯誤しながら作っています。
まだまだ納得いくものはできていないと思っていますので、引き続き頑張ってまいります!

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